手術手技
胃瘻のつくり方—特にWitzel法について
上山 幹夫
1
Mikio UEYAMA
1
1鹿児島大学医学部内山外科
pp.1664-1668
発行日 1968年10月20日
Published Date 1968/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204721
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まえがき
胃痩は普通の場合,頸・胸部食道,噴門部の食餌通過障害をきたした場合に,栄養補給を目的として,臨床的にたまたま造設されるものであり,本法の適応としては次のごときものが挙げられる.
1.食道・噴門部腫瘍による食道・噴門狭窄
2.腐蝕性・瘢痕性および炎症性食道狭窄
3.頸部放射線照射後に起こる食道狭窄
4.食道周囲からの圧迫による食道狭窄(大動脈瘤・縦隔腫瘍など)
5.食道・喉頭・咽頭などの各本手術に対する前手術として
6.時に食道狭窄に対する逆行性消息子法を行なう場合
7.先天性食道狭窄あるいは閉鎖
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