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特集 木本誠二教授退官記念特集
門脈圧亢進症の病因とその治療
The etiology and treatment of Portal hypertension
杉浦 光雄
1
Mitsuo SUGIURA
1
1東京大学医学部第2外科
pp.885-894
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204613
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はじめに
昭和24年以来,恩師木本誠二教授は,現在まで19年間本門脈圧亢進症の研究を続けてこられ,多数の報告をされてきた.もちろん,門脈外科の研究は,教室の多くの研究のごく一部に過ぎないが,これから記述する内容は木本教授の指導の下に教室の諸先輩,現在の多くの協同研究者の長年の研究の積重ねであることを始めにお断りしたい.つぎに門脈圧亢進症の病因についての教室での考え方,外科的治療についてものべるが,あくまでも現在までの追究の結果であり,外科的治療についても必ずしも満足しているわけではなく,病因の追究とともに,治療法も十分満足できるところまで持つて行きたいのが現在の協同研究一同の念願である.
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