Japanese
English
症例
内頸動脈サイフォン部狭窄を示した視交叉蜘網膜炎の1例
The study on one patient with optochiasmic adhesive arachnitis showing internal carotidsiphon stenosis
斉藤 義一
1
SAITÔ Yoshikazu
1
1鳥取大学医学部脳神経外科
pp.716-717
発行日 1968年5月20日
Published Date 1968/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204595
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はじめに
内頸動脈閉塞についてはHunt1)(1914)がすでに今日におけるごとき症状の解明を行なつており,Moniz2)(1937)の脳血管撮影による確認以来生前の診断確実になり,本邦における症例報告の数も増加した.
Fisher3)(1954)は内頸動脈の重大な閉塞性障害はふつう頭蓋外にあり頭蓋内のものより多いと述べ,原因に関しても種々の症例が報じられているが,動脈硬化性のものが大多数を占めることは周知のごとくである.しかしながら原因不明のいわゆる特発性内頸動閉塞症も清水ら6)により報じられている.
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