Japanese
English
症例
胃壁内好酸球性肉芽腫の1例
A case of gastric submucosal granuloma with eosinophile infiltration
増田 義徳
1
,
白崎 重弥
2
Yoshinori MASUDA
1
,
Shigeya SIRASAKI
2
1株式会社鉄興社酒田工場診療所
2白崎外科医院
pp.415-417
発行日 1968年3月20日
Published Date 1968/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204550
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はじめに
胃壁内好酸球性肉芽腫は,最近,その報告が増加しているが,わが国の症例報告では,約40例程度1-3),6-13)であつて,まれなものである.
われわれは,最近,胃集団検診から胃潰瘍と診断した患者に,一部に潰瘍の認められる胃腫瘤を胃カメラによつて発見し,胃癌を疑つて切除したところ,好酸球性肉芽腫であることを病理学的に証明した1例を経験した.
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