Japanese
English
特集 救急患者の取扱い方
急性消化管出血の対策
Management of acute hemorrhage from the alimentary tract
石上 浩一
1
,
古家 正年
1
Koichi ISHIGAMI
1
1京都大学医学部第2外科
pp.979-988
発行日 1967年7月20日
Published Date 1967/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204355
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
急性消化管出血には,胃十二指腸潰瘍(60〜90%),胃癌(2〜22%),胃炎(2〜23%),食道静脈瘤(4〜14%),食道裂口ヘルニア(欧米2%)などに基づく上部消化管出血が多く,下部消化管出血の約8倍以上の頻度を示している.
急性消化管出血,とくに上部消化管出血は非常に危険な状態であり,早期の正確な診断と治療が必要である.
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.