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特集 救急患者の取扱い方
術後合併症の救急処置—とくに,無尿・鼓腸・肺炎・静脈血栓について
First aids for postoperative anuria, metorism, pneumonia and phlebothrombosis
安冨 徹
1
Tohru YASUTOMI
1
1国立京都病院外科
pp.989-994
発行日 1967年7月20日
Published Date 1967/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204356
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はじめに
術後合併症にはつねづね悩まされる.主目的の手術の効果が減殺されるどころか,時には生命すら危険におとしいれる.十分に警戒していても突発的に襲来するものも少なくない.ここにとりあげられたものは,急性心搏停止のように分秒をあらそうというほどのものではないが,やはり救急的な処置を必要とする.またその対策がおくれると,死に到らないまでも,難治の後遺症をのこすことが少なくない.以下著者の失敗経験を反省し,標準的な処置を文献によつて復習してみよう.
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