学会印象記
実りの多かつた消化器領域の3学会—第8回日本消化器病学会,第4回胃集団検診学会,第4回内視鏡学会秋期大会
上垣 恵二
1
1東京大学医学部石川外科
pp.255-258
発行日 1967年2月20日
Published Date 1967/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204237
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第8回日本消化器病学会,第4回胃集団検診学会,第4回内視鏡学会秋期大会は,うちつづく国際,国内学会にもかかわらず,多数の参加者をあつめて盛会裡にひらかれ,内容的にも大へん実りの多い学会と思われた.それは会長広島大学浦城教授の英断で,一般演題の発表は壁発表にとどめられ,重要な主題10題だけをsymposiumとしてとりあげるという,新しい形式をとられたのであるが,それが成功にあずかつて力があつたものと思われた.
10主題は,内科,外科の区別なく,消化器領域を専攻しようとする者にとつて重要なthemaであつたことに間違いはない.本来なら,その全部をのべるべきであるが,紙数の関係から,ここでは,外科領域ととくに関連深い項だけにかぎつて,討議の内容をつたえることにしたい.
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