印象記
第10回日本胃集団検診学会を終えて
堀越 寛
1
1国立がんセンター集団検診研究室
pp.764
発行日 1971年5月10日
Published Date 1971/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111671
- 有料閲覧
- 文献概要
第10回日本胃集団検診学会(会長崎田隆夫博士)が昭和46年3月31日東京で開かれ,春の学会の幕があいた.
特別講演「集団検診の10年の反省と将来」では有賀椀三理事長が「集団の医学」という新しい考え方を導入し,さらに過去10有余年にわたる胃集検の発展を披露すると共に,胃集検の実施上の諸問題(診断能の向上,検診方法の標準化,検診体制の充実など)を提示した.これらの問題点は今後解決される方向に進むと思うが,消化器診断,胃集検関係に携わる者の努力だけでなく,行政的な面,さらに機械的な面からの協力が大いに必要であろう.
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.