学会印象記
第24回日本消化器病学会,第20回日本消化器内視鏡学会,第20回日本胃集団検診学会合同秋季大会―今後の学会の在り方についての提言
丸山 雅一
1
1癌研究会附属病院内科
pp.39-40
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109235
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学会初日の午後.顔を合わせたら立話をするといった仲間うちの評判をひと言で要約すると,“聞きたいテーマはたくさんあるが,会場が分散していて,時間も重複しているから欲求不満だ”ということであった.これについては筆者も全く同感で,2日目の午後からは自分は場所を移動せずに他人の話をメモするのが印象記を書く最善の方法と思い怠惰を決め込んだ次第である.もう少し真面目な表現をして,今回の学会をわが国の学会のやり方の1つのスタンダードとして定着してしまったものとしてみるならば,これが限界と言えるものであろう.学会期間中,好天に恵まれたことは分散した会場を移動するのに苦痛をあまり感じなかった大きな理由の1つであった.
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