Japanese
English
論説
Estrogenの止血機構に関する研究—基質酸性粘液多糖体に及ぼす影響について
Study on the hemostatic-mechanism of estrogen, Especially influence of the estrogen on acid mucopolysaccharide
神谷 喜作
1
,
塩野谷 恵彦
1
,
恒川 晋
1
Kisaku KAMIYA
1
1名古屋大学医学部第一外科
pp.1377-1379
発行日 1966年10月20日
Published Date 1966/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204113
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はじめに
最近Estrogenが止血剤として主に毛細管性出血に対し各分野で使用されている1)-3)5).その止血機序は血液凝固因子に影響を及ぼすのでなく,その他の因子,すなわち基質酸性粘液多糖体(以下AMPと略)に及ぼすと言われている4).われわれはEstrogenの投与に起因すると思われるAMPの動態を組織化学的に追究したので報告する.
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