診断のポイント
チアノーゼ性心疾患—Fallot四徴症を中心に
新井 達太
1
1東京女子医科大学榊原外科
pp.490-496
発行日 1966年4月20日
Published Date 1966/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203943
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チアノーゼは皮膚や粘膜に現われる青紫色の色で,循環血液中に還元ヘモブロビンが増加するために起こります.この還元ヘモゲロビンの量が5g/dl以上の場にチアノーゼが現われます.
チアノーゼの原因には,肺性,末梢血管性,血液などの因子があげられますが,心疾患では右→左短絡があり静脈血が動脈血に流れ込み,decreased pulmonary arte-rial vasculatureの場合に認められます.
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