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早期癌とその発見について
常岡 健二
1
1東京大学内科
pp.249
発行日 1964年2月20日
Published Date 1964/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203268
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癌研究の進歩と歩みを並べて,癌啓蒙の方も一般に大いに浸透しつつある今日ではあるが,なお歯がゆい所が多い.癌を恐れる人たちを受け入れる側の態勢にはなかなか容易ならぬ問題があるといわねばなるまい.
ところで癌啓蒙の大きな標語の1つは早期発見(受診)ということだが,いわゆる早期癌についての専門的な意見は必らずしも斉一なものでなく,たとえ早期癌の状態で発見しても手遅れではないかとの声もあるわけである.
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