Japanese
English
症例
痔疾患に対する遠隔成績—特にWhitehead氏手術を中心に
On the postoperative result for hemorrhoides
坂本 光生
1
,
巷岡 昭雄
1
,
国島 昭夫
1
,
服部 昭夫
1
,
岡 嘉彦
1
Mitsuo SAKAMOTO
1
1東京厚生年金病院外科
1Department of surgery, Tokyo Welfare Pension Hospital
pp.133-136
発行日 1964年1月20日
Published Date 1964/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203251
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Ⅰ.緒言
痔核手術には種々の方法1,2)が行なわれて居るが,単なる痔核切除術に対する最大の不振はその再発にある.もつとも理想的な根治ということに関してはホワイトヘッド氏法(以下W氏法と記載)による肛門周囲の痔静脈叢を粘膜と共に切除することにあるということは認められて居ることであるが,手術侵襲の点,術直後の愁訴,遠隔成績における後遺症の発生が問題となつて居る3,4).そこでわれわれは最近5ヵ年間,本院外科において痔核切除時手術を受けたものを対照とし,次に示すごときアンケート方法により回答を求めて,調査成績およびその後遺症の発生頻度等を検討したので報告する.
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