Japanese
English
症例
亜急性硬膜外血腫の2例
Two Cases of Subacute Epidural Hematoma
石橋 孝雄
1
,
豊島 純三郎
1
,
石川 健
1
Takao ISHIBASHI
1
,
Junzaburo TOYOSHIMA
1
,
Ken Ishikawa
1
1岩手県立宮古病院外科
1Surgical Clinic, Miyako Hospital in Iwate
pp.1536-1539
発行日 1963年12月20日
Published Date 1963/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203222
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緒言
硬膜外血腫については,従来急性症状を示すもののみ強調されてきた感がある.しかし急性型のみでなく,症状発現の比較的緩慢な硬膜外血腫の存在することも古くから知られており23),最近の統計によつてもかかる例のまれではないことが示されている15)19).しかるにわが国における報告は,いまだ数例を数えるに過ぎない1)3)4)5)6).
私達は過去2年間に,外傷後それぞれ7日目および9日目に手術して治癒せしめ得た,亜急性硬膜外血腫の2例を経験したので報告する.
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