学会印象記 第16回日本医学会総会印象記・2
整形外科(第2日)
嶋 良宗
1
1大阪市大医学部整形外科
pp.821-823
発行日 1963年6月20日
Published Date 1963/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203108
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第36回日本整形外科学会総会(第16回日本医学会総会第25分科会)の2日目は,春の日差しが麗らかな大阪毎日ホールにおいて,その幕を午前8時20分に切つて落とされた.会場正面の左壁には,第37回日整総会の役員と各地評議員選出責任者と,次々期会長名(永井三郎教授)が提示されており,右側に,次期会長名(青池勇雄教授)と開催予定日(昭和39年4月上旬),および,その主題(脊椎側旁症,骨粗鬆症)の垂れ幕が下げられている.1700名を収容するホールは,午前早々から,既に,満員の盛況であった.
まず,その日程表をながめると,午前中に,先天性骨系統疾患(1題),脳性小児麻痺(3題,※1題),神経,筋の問題(7題,※2題)と先天股脱(10題,※4題)が休憩をはさんで論じられ,午後1時から宿題報告がなされ,続いて,一般演題に入り,大腿骨骨頭血行に関して2題,ペルテス病1題と変形性関節症が3題,斜頸と内反足の各1題が終つてから,外人演説(G.Imhäuser)があり,やすみの後,結核(2題,※1題),側彎症5題が続き,さらに,J.J.Herbertの講演で締めくくられている(※印は紙上発表).
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