Japanese
English
綜説
先天性僧帽弁膜症の外科的治療の経験
Experiences of Surgical Correction of Congenital Mitral Valvular Diseases
田口 一美
1,2
,
甲斐 太郎
1,2
,
小川 新
1,2
,
妹尾 良夫
1,2
,
栗原 儀郎
1,2
,
藤村 顕治
1,2
,
加藤 寛治
1,2
,
本野 謙策
1,2
,
大瀬戶 稔
1,2
Kazumi TAGUCHI
1,2
1岡山大学砂田外科
2広島市民病院心臓外科
1Dept. of Surgery Okayama Univ. Hospital Okayama
2Division of Cordiovascular Surgery, Hiroshima Citizens Hospital
pp.863-870
発行日 1961年10月20日
Published Date 1961/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202825
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先天性僧帽弁膜症は狭窄あるいは閉鎖不全何れにても,極めて稀有なる疾患であり,しかも,その予後は極めて重篤である.しかし人工心肺の発達した今日,これら疾患は根治可能であつて,われわれは最近,広島市民病院において先天性僧帽弁狭窄症および先天性僧帽弁閉鎖不全症の各1例を体外循環を応用して根治せしめることに成功した.これらは何れも本邦における根治術成功第1例であり,外科的治療上種々の臨床的問題を提供するものであるので,報告する次第である.
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