Japanese
English
薬剤
外科におけるAndrostanolone使用の検討—(第2報)術後早期使用の成績
Clinical Use of Androstanolone in the surgical field (Report Ⅱ. Postoperative Results)
小出来 一博
1
,
福島 義郎
1
,
斉藤 昭
1
,
檜山 嘉也
1
,
藤森 顕
1
,
生形 圭
1
Kazuhiro KODEKI
1
1順天堂大学第一外科
pp.437-441
発行日 1961年5月20日
Published Date 1961/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202758
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Ⅰ.いとぐち
われわれは外科手術患者について,β-Andro-stanoloneを術前において使用し,先に予報として発表したが1),その結果を総括すると次の如くである.
①β-Androstanolone75〜100mgを経口的に5〜7日投与し,体重の増加をみた.②血清蛋白濃度の上昇,殊にAlbuminの増加によりA/G比の増加をみた.③尿量は増加し,水分平衡は正の傾向を示した.④窒素の排泄量の減少により窒素の体内蓄積を起し,窒素平衡は正の傾向を示した.⑤B.M.R.の下降,必要熱量の減少により熱量の蓄積が認められた.
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