Japanese
English
薬剤
外科に於けるAndrostanolone使用の検討(予報)
Experimental use of Androstanolone in the surgery
小出来 一博
1
,
福島 義郞
1
,
斎藤 昭
1
,
田所 一夫
1
,
村松 正久
1
,
石川 創二
1
,
檜山 嘉也
1
,
沢田 好明
1
,
藤森 顕
1
Kazuhiro KODEKI
1
,
Giro FUKUSHIMA
1
,
Akira SAITO
1
,
Kazuo TADOKORO
1
,
Masahisa MURAMATSU
1
,
Soji ISHIKAWA
1
,
Yoshiya HIYAMA
1
,
Yoshiaki SAWADA
1
,
Ken FUJIMORI
1
1順天堂大学 福田外科
pp.421-426
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202376
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Ⅰいとぐち
われわれは外科領域に於ける栄養の研究に於て,術前術後に於ける高蛋白高熱量食の積極的摂取の必要性及び合理性を強調して来た1).
然し経口栄養にもおのずから限界があり,その不足量をやむなく輸液で補つている2).然し唯補給するのみで栄養素が生体で同化利用され,生体内で把持されなければ意味がない.特に外科領域に於ては,外傷,麻酔,手術等の大きな侵襲が生体に加わるために,短時日の間に激しい代謝が行われるという特殊性がある.われわれは栄養の綜合的指標としての蛋白代謝を,都合よく調整したいと考えていたが,或種のSteroidに此の作用があるということに注目していた.
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