Japanese
English
症例
横隔膜下膿瘍治験例について
The Subphrenic Abscess
寺崎 平
1
,
泉 周雄
1
,
島田 作
1
,
橫山 博
1
,
松本 重喜
1
,
矢田 昇
1
Taira TERASAKI
1
,
Chikao IZUMI
1
,
Tsukuru SHIMADA
1
,
Hiroshi YOKOYAMA
1
,
Shigeki MATSUMOTO
1
,
Noboru YADA
1
1国立東京第二病院外科
1Surgical Department, The 2nd Tokyo National Hospital
pp.99-102
発行日 1960年1月20日
Published Date 1960/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202540
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横隔膜下膿瘍は腹部内臓炎症疾患に合併または続発する重篤な疾患として知られ,虫垂炎,胃十二指腸潰瘍穿孔時によくおこるものとされていたが,最近は胆道,膵臓および脾臓の各手術が積極的且つ根治的に多く行われるようになりこれら手術後続発する報告例も多くなつた1).しかししばしば初発病巣が不明であり,診断もまた困難なものが多くしたがつて治療も容易でない.国立東京第2病院において過去8年間に約8例の同症例を経験したので,諸家の報告も合せ検討してみた.
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