Japanese
English
症例
浄化空洞症例
On the Case of the Steril Cavities
上高原 勝美
1
,
石塚 正人
1
Kazumi KAMITAKAHARA
1
,
Masato ISIZUKA
1
1鹿児島市立病院外科
1Kagosima city Hospital
pp.103-104
発行日 1960年1月20日
Published Date 1960/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202541
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言
肺結核症の主なる治療対象としては色々あるが,肺病巣の中では空洞が治療の主目標になつていることが多い.空洞の治り方には,被包性治癒,瘢痕性治癒,開放性治癒の型式があるが,なお1つの治り方として,最近浄化治癒の型が報告されている.すなわち,この治癒型式は,空洞内容の乾酪物質が排除され,空洞壁に肉芽組織が形成されて内面を被い,線維化が進んで一種の欠損治癒の状態を呈したものである.われ等も最近かかる空洞の症例を得たのでここに報告する.
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.