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                                症例 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    皮下肝損傷治験例
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    Subcutanous Liver vapture
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                寺崎 平
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                疋田 達雄
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                渡辺 真幸
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                島田 作
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                木内 啓之
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Taira TERASAKI
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1国立東京第二病院外科
                
                
                
                
                  1The 2nd National Hospital of Tokyo
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.63-66
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1962年1月20日
                  Published Date 1962/1/20
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202850
                
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緒言
腹部皮下損傷の数は最近ますます多くなつてきている.これは1つは産業の機械化および交通機関の発達によるものであろう.戦時では開放性の腹部損傷が多いことはもちろんであるが,平時では皮下内臓損傷が多い.その主な原因は自動車事故であり,米国では1954年に36万人が死亡し125万人が不具となつている1).重工業および建築作業による事故も多くなつている.東京都内の交通事故も逐年増加の傾向をたどり警視庁交通部の調査によれば次のごとくである.

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