Conference
臨床外科懇話会記録(3)
日本大学医学部外科
pp.45-50
発行日 1960年1月20日
Published Date 1960/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202530
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猫ひつかき病の経験
「猫ひつかき病」というのはわが国では報告が非常に少い疾患であるが,最近本例と思われるものを数例経験したので,そのうち2例について述べる.
症例1.松○賢○ 24歳,男,5〜6週前に小猫に左第2指を噛まれたことがある.疼痛,発熱等はないが,創も治りにくく,また10日程前より左腋窩部にグリグリ様のものがあるのに気づいた.体温36.3℃.一見栄養も良好である.白血球増多もない.
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