Japanese
English
症例
巨大なる乳児後腹膜畸形腫の1治験例
Case Report: A Giant Retroperitoneal Teratoma of Infant
井上 幸万
1
,
鈴木 恵之助
1
,
小林 誠一郎
1
,
大久保 恵司
1
Kazuma INOUE
1
,
Keinosuke SUZUKI
1
,
Seiichiro KOBAYASHI
1
,
Keiji OKUBO
1
1千葉大中山外科
1Dapartment of Nakayama's surgical clinic School of Medicine Chiba University
pp.1307-1310
発行日 1959年12月20日
Published Date 1959/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202513
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後腹膜部に原発する畸形腫は稀有なるものとされているが,外科診療上これが3歳以下の乳幼児に多く発現し,しかもこの治療は外科的手術の絶対適応であるにも拘らず,手術死亡率はなお相当の高率を示している.最近われわれが経験したような生後2ヵ月の乳児に発生した後腹膜畸形腫の手術治験例は本邦において未だ報告を見ない.われわれはこの症例を報告すると共に,文献的考察を試みたいと思う.
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