Japanese
English
症例
大腸全域の広汎な所謂非特異性潰瘍性汎大腸炎の全剔成功例
A Case of the So-Called Nonspecific "Pancolitis Ulcerosa" With sucressful total surgical removal of the Colon
永田 丕
1
,
神田 啓道
1
,
平岩 邦彌
1
,
坂本 和夫
1
,
津布久 武
1
1長野県厚生連北信総合病院外科
pp.159-165
発行日 1959年2月20日
Published Date 1959/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202328
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緒言
非特異性潰瘍性大腸炎は本邦に於ては,比較的少ない疾患である.従つてその症例,特に外科医の報告は槇氏等のもの24)以外極めて少ない.
我々は大腸全域並に直腸の上部が,余す所なく,びらん性の炎症と粘膜上皮の増殖で侵され,持続的に出血し,内科的治療の無効であつた本疾患患者に対して全大腸並に直腸切除,永久的廻腸瘻造設を行ない,全治4年半を経過し,農業労働に復した1例を経験したので報告する.
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