Japanese
English
症例
慢性腸重積症の2例
Two cases of chronic invagination
西口 昭一
1
,
垣內 誠一
1
Shoichi NISHIGUTI
1
,
Seiti KAKIUTI
1
1三井三池鉱業所病院
pp.1097-1098
発行日 1958年11月20日
Published Date 1958/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202280
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- Abstract 文献概要
激しい腹痛を訴えるか,或はそれ程までなく多少腹痛があり,腹部にかなり腫瘤をふれる,嘔吐,血便というものはまずない.一般状態もそう悪くない,腸重積にしてはえらく軽い,何だろうと少しぐずぐずして翌日診るとこの腫瘤がなくなつて患者はけろりとしており,おかしな腫瘤もあるものだと思つていると又同じ事が起つてくる.極端な場合は胃癌ぢやなかろうか等と誤診される病気の一つに慢性腸重積がある.腹部腫瘤の鑑別診断上知つておく必要があるので最近みた2例を報告する.
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