Japanese
English
症例
胃潰瘍と合併した胃憩室の1例
A Case of Gastric Diverticulum with the Ulcer of Stomach
久野 一郞
1
,
大場 徹三
1
,
中田 久夫
1
Ichiro KUNO.
1
,
Tetuso OBA.
1
,
Hisao NAKATA
1
1劉外科病院
1Ryu Surgical Hospital
pp.49-51
発行日 1958年1月20日
Published Date 1958/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202115
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まえがき
胃憩室に就いてはHirsch(1913年)が始めて記載しているが,本邦では1919年堤氏の報告が嚆矢で,その後レントゲン診断学の進歩と共に症例の数も多くなつては居るが,消化管憩室の中では非常に稀れで,我々の調べた処では現在迄に本邦症例は僅かに24例を数えるに過ぎない.我々は最近胃潰瘍の症状を主訴として来院した患者に,術前レントゲン検査を行つたところ,偶然胃幽門部の憩室を発見した症例に遭遇し,手術的に治癒させたので,文献的考察を加えて追加報告する.
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