Japanese
English
症例
肺切除手術後の授動肋骨にみられた骨破壞像の1例(第2報)
A case of bone destructive image of the removed rib after the pulmonauy resektion
大久保 信雄
1
Nobuo OKUBO
1
1川崎渡辺病院外科
pp.431-432
発行日 1957年5月20日
Published Date 1957/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201992
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まえがき
私はさきに肺切除手術後40日を経て,開胸部の切断授動肋骨の崩壊を来し,胸壁に瘻孔を形成したため,この部分の肋骨切除を余儀なくされた1例を経験し,その臨床経過と剔出骨の肉眼的所見より,これはおそらく手術時の肋骨授動の際の骨膜剥離による骨の営養障碍に起因するものであろうと報告したが,今般剔出骨(第1図)の病理組織学的検査の結果,これを確認し得たのでこゝに報告する.
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