Japanese
English
症例
硬膜下血腫2死亡例の検討
Discussion Concerning Two Died Cases of Subdural Haemorrhage
鈴木 二郞
1
,
永沢 泰
1
Jiro SUZUKI
1
,
Yasushi NAGASAWA
1
1東北大学医学部桂外科教室
1Department of Surgery, Faculty of Medicine, Tohoku University
pp.47-50
発行日 1957年1月20日
Published Date 1957/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201925
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緒言
先きに本誌に於て発表した様1)に桂外科教室に於ては10例の亜急性及び慢性硬膜下血腫を経験し,その内の2例を失つている.その中1例は空気脳室造影術後,全身痙攣頻発,意識不明,低脳圧症となり,血膜除去後,意識不明のまま遂に呼吸麻痺のために死亡したものであり,他の一例は脳血管撮影後,呼吸麻痺のために死亡している.今回はこの2死亡例に就いてその死因を追求し,併せて脳血管撮影による危険及び両側性硬膜下血腫に就いても言及した.
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