Japanese
English
綜説
心臓直視手術—後天性心臓弁膜症の直視手術に成功するまで
Surgica treatment of acquired valvular disease of the heart under direct vision
榊原 仟
1
,
織畑 秀夫
1
,
太田 八重子
1
,
中山 耕作
1
,
木村 賢二
1
,
勝原 幾規子
1
,
坪井 重雄
1
,
市井 厚吉
1
,
長谷 健一
1
,
皆川 健次
1
,
新井 達太
1
,
菅間 直
1
,
千葉 智世
1
,
高橋 敬亮
1
,
待山 昭二
1
,
富田 勝己
2
,
今井 三喜
3
1東京女子医科大学外科
2京都府立医大峯外科
3東京女子医大病理学
pp.325-335
発行日 1956年5月20日
Published Date 1956/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201805
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I.緒言
心臓内を直視しながら手術しようというのは,心臓外科に携わる者の総ての願いである.Bige—10W1-3)が低体温を用いて心臓血流遮断時間を延長出来ることを発表して以来,吾国の多くの研究者と同様に,私達も低体温法を用いる血流遮断に関する研究を行い来つた.
Lewis4,5),Swan6-8),Bailey9)等の臨床例に於ける成功に続いて,私達も1954年10月純型肺動脈狭窄の直視手術に成功し10)吾国では始めて心臓内直視手術の成功例を出すことが出来た.
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