Japanese
English
綜説
兎唇,口蓋破裂の遺伝
On the hereditary nature of harelips and cleft palates
古庄 敏行
1
Toshiyuki FURUSHO
1
1熊本大学医学部生物学教室
1Department of the Biology, School of Medicine, Kumamoto University
pp.17-18
発行日 1956年1月20日
Published Date 1956/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201749
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
著者(1955)は,さきに兎唇の遺伝様式について報告したが,今回,口蓋破裂の遺伝学的関係について集団遺伝学的方法によつて分析を試みたのでその結果を報告する次第である.
兎唇の遺伝学的研究は数多くあるが,口蓋破裂やこの両者を同時的に取扱つた研究は殆んどない.著者は穴沢(1941)の論文に記載されている外国の家系図を集計して分析したのである.
Copyright © 1956, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.