Japanese
English
綜説
新局所麻醉剤Xylocaineについて
Some Experiences of Xylocaine
佐井 勇二郞
1
,
山本 眞
1
Ujiro SAI
1
,
Makoto YAMAMOTO
1
1九州大学医学部整形外科教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Kyushu University
pp.989-992
発行日 1955年12月20日
Published Date 1955/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201733
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いとぐち
1905年Einhorn及びUhlfelderによつて合成されたProcaineの出現が外科的治療の発達に寄与する所が甚だ大であつた.その後も多くの局所麻酔剤が見出されたが,1954年Stockholm大学のLöfgren及びLundquistは新局所麻酔剤Xylo—caineを合成し,その作用はPro—caineに優り毒性はCocaineは勿論Patocaineより弱く,熱に対しても安定で100℃の滅菌にも変化しないといわれ,既に外国に於ては臨床的にも用いられ,その優秀性が認められている.
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