Japanese
English
症例
制癌剤過剰使用によると思われる1死亡例について
A Case of death by the superabundant Use of Carcinostatic Compounds
余語 弘
1
,
大村 明
1
,
鈴木 竜哉
1
Hiroshi YOGO
1
1名古屋大学医学部今永外科教室
1Ⅱnd Surgical department, medical, school, NAGOYA University
pp.631-633
発行日 1955年9月20日
Published Date 1955/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201677
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各種制癌剤の発見と共に現在多くの制癌剤が臨床的に用いられ,種々の腫瘍性疾患に対する治療成績が報告されている.而して異つた構造を有する種々の制癌剤に共通に見られる副作用として造血器障碍が挙げられる.
我々は制癌剤特にNitrogen-Mustard-N—Oxide(ナイトロミン)の過剰作用により強く造血器障碍を起し遂にAgranulocytosisの症状を来し死亡せる例を経験したのでこゝに報告する.
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