Japanese
English
症例
後腹膜癌腫の1例
A case of retroperitoneal-carcinoma
橫山 貢
1
Mitsugi YOKOYAMA
1
1山形市香澄町篠田病院第一外科
1SHINODA Hospital, Yokohama
pp.759-761
発行日 1954年10月20日
Published Date 1954/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201533
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最近後腹膜癌腫の一例を経過したので,其の簡単なる文献的考察と共に自験例を報告する.
後腹膜腫瘍は1829年Lobsteinが「後腹膜壁に発生し同時に存する臓器とは無関係なる新生物」と定義し,1901年Göbelがこれを狭義にして,「上は横隔膜より下は分界線に至る後腹膜に発生し,既存の臓器と関係ないもの」と定義して腸間膜腫瘍と区別したが,腫瘍増大して腸間膜に侵入すると腸間膜腫瘍なりや,後腹膜腫瘍なりや診断に迷う事もあろう.
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