Japanese
English
症例
キュットネル氏病の1例
A Case of Küttner's Disease
阿部 諄方
1
,
佐藤 麟太郞
1
Atsukata ABE
1
,
Rintarô SATO
1
1花卷厚生病院外科
1Surgical Clinik, Hanamaki Kôsê Hospital
pp.806-807
発行日 1953年12月25日
Published Date 1953/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201353
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
キュットネル氏病とは非特異性慢性炎症性機轉による慢性炎症性唾液腫で,顎下腺に最も多く,舌下腺耳下腺にも發生する。本症の報告は1896年Bruns'Klinikに於けるKüttnerの記載が最初のもので,本邦にては1907年(明治40年)岩鳩氏の症例を最初とするものである。最近北岡氏に至る迄數10例の少數に過ぎない。余等は今般魚骨,及び唾石の二ヵの異物に依り生ぜし本症の1例を經驗したので此處に報告する。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.