Japanese
English
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ボーエン氏病の1例
A CASE OF BOWEN'S DISEASE
岸 清一
1
Seiichi KISHI
1
1国立東京第一病院皮膚科
1Department of Dermatology, The First National Hospital of Tokyo
pp.128-130
発行日 1960年2月1日
Published Date 1960/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202758
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本症はBowen (1912)がDermatose Précan-céreuseとして特有の病変,特に顕微鏡的に特異所見のある皮膚疾患の2例を報告したのを嚆矢とする。その後,Darier (1914)が4例を追加し,これを認めて病名を決定した。本邦において本症は山本氏1)(1925)が第1例を報告して以来,最近平井氏2)(1958)の報告した症例までで30数例を算する。
私は左大腿に存する色素性母斑を掻破した後に発生した本症の1例を経験したので報告する。
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