Japanese
English
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Bowen氏病の1例
A CASE OF BOWEN DISEASE
平井 敏之
1
Toshiyuki Hirai
1
1日本医科大学皮膚科教室
1The Depertment of Dermatology. Nippon Medical School
pp.721-724
発行日 1958年7月1日
Published Date 1958/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202304
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緒言
1912年BowenはPrecancerous dermatosesなる題目の下に慢性非定型的表皮増殖を示す2症例を発表し,更に1914年Darierが6例を報告,これを独立疾患として分類して以来,本疾患はBowen 氏病として知られるようになつた。Bo-wen氏病についての本邦に於ける報告は1925年山本氏を以て嚆矢とし,以来最近報告された藤岡氏等の症例まで,30余年間に約30余例をみるにすぎない。
その発生成因に関しては未だ全く推測の域を脱しない状態である。
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