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化學療法の比較竝に併用
島田 信勝
1
1慶應義塾大學醫學部
pp.13-20
発行日 1949年1月20日
Published Date 1949/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200404
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今日に於ける劃期的化學療法の研究進展が餘りにも急速且廣汎に亙つた爲か,實際の臨牀に際して或は經濟的見地より,又は作用の強化の點より何れの化學療法を選擇すべきか,或は如何なる併用療法を實施すべきかは必ずしも容易ではないと思う。特に今日の化學療法劑の大部分が一様に急性化膿性炎症に有效なるため,かゝる研究が吾々臨牀家にとつて極めて意義があり,今後大いに吟味されねばならない問題であろう。吾々は現在吾が國で一般に使用されている數種の藥物に就て本問題を檢討したので,2,3の文獻を引用して少しく論及してみたいと思う。
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