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外科醫の心得
大槻 菊男
1
1東京帝國大學
pp.1-2
発行日 1946年9月10日
Published Date 1946/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200168
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實地醫學は醫學の應用であるが,醫師殊に外科醫たるものはまた心理學を心得て居つて,患者を診療するに當つてはこゝに心を致すことを忽にしてはならない。
患者が外科醫に診を乞ひ,手術を決意する時には,極めて深刻な心理状態にあるものである。これをよく推察理解してその不要な恐怖を輕減してやるやうにつとめることは治療の目的を達成するのに缺くことのできない要素である。
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