増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
1.食道
頸部食道癌
中島 政信
1
,
加藤 広行
1
,
百目木 泰
1
Masanobu NAKAJIMA
1
1獨協医科大学第一外科
pp.88-90
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200095
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近の知見と重要ポイント
□ERASプロトコールが頸部食道癌手術に適応できるかは,現段階では明らかではない.
□頸部食道癌の術前は,経口摂取が不可能であり,絶食期間の短縮が図れないことがしばしばである.
□頸部食道癌に対して遊離空腸移植を伴う再建術を行った場合,血管吻合部の安静保持のために早期離床が困難なことが多い.
□胃瘻,腸瘻を用いて早期からの経管栄養を行うようにすることが大切である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.