増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅱ 併存症を持つ患者の評価とその術前・術後管理
5.内分泌・代謝疾患
甲状腺疾患
山形 幸徳
1
,
瀬戸 泰之
1
Yukinori YAMAGATA
1
1東京大学医学部附属病院胃食道外科
pp.74-76
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200089
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最近の知見と重要ポイント
□術前に甲状腺機能異常の症状を見逃さず,甲状腺機能検査を行うことが重要である.
□甲状腺クリーゼや粘液水腫性昏睡の兆候を見逃さないこと.
□周術期の甲状腺ホルモン補充療法は経口摂取が早まったことで容易になった.
□甲状腺ホルモンの補充が必要な病態で,長期の経口摂取困難が予想される症例には,腸瘻留置などの処置が必要である.
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