病院めぐり
岐阜県立多治見病院外科
梶川 真樹
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1岐阜県立多治見病院外科
pp.1119
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105185
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2007年に最高気温40.9℃を記録し,一躍「日本で一番暑いまち」として有名になった岐阜県多治見市は,2013年に日本一の座は譲ったものの,現在も「あついまち」に変わりはありません.もともと多治見市は「陶器のまち」「美濃焼のまち」であり,古墳時代から陶磁器が焼かれていたと推測されているほど長い歴史を持っています.岐阜県と愛知県の県境にあり,一帯は焼き物に適した土が豊富に採れるため,隣接する愛知県瀬戸市や岐阜県土岐市なども陶器のまちとして有名です.
当院は,その多治見市の中心を流れる土岐川沿いに,1939年岐阜県立多治見病院として一般病床32床で開設され,以後病床数を増やすとともに,1952年には結核病棟,1957年には精神科病棟が併設されました.また早くから屋上ヘリポートやドクターカーの運用を開始するなど,三次救急病院としての役割も担っています.2010年からは地方独立行政法人となり,同年緩和ケア病棟も開設されました.現在は結核,精神病床を含め,627床で運営されています.地域がん連携拠点病院,地域医療支援病院,災害拠点病院などに指定され,愛知県北東部を含む岐阜県東濃地区の中核病院として機能しています.
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