必見! 完全体腔内再建の極意・18
胃全摘術後再建―Efficient purse-string stapling technique(EST法)
大森 健
1
,
益澤 徹
2
,
赤松 大樹
2
Takeshi OMORI
1
1大阪府成人病センター消化器外科
2大阪警察病院外科
pp.1120-1124
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105186
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■■はじめに
早期胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術は,手技の定型化により広く普及している.しかしながら,腹腔鏡下胃全摘術においては,食道空腸吻合が技術的に困難で,さまざまな工夫がなされている.われわれはサーキュラー・ステイプラーを用いた完全体腔内吻合,efficient purse-string stapling technique(EST法;図1)を考案し,幽門側胃切除,胃全摘術後再建に用いている1~3).最近では手技を改良し,金属製のヤリであるEndo Mini Rod(EMR;高砂医科工業株式会社)を用いた,新EST法を行っているので手技を紹介する.
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