Student's page
岐阜県立高等看護学院
pp.49-52
発行日 1958年7月15日
Published Date 1958/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910647
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
あゆみ
岐阜とは,まず第一に鵜飼の名所,その名も高い長良川。その長良川と岐阜駅の中間約2粁のところに中心として県庁,市役所,県議事堂,県立医科大学附属病院,その他公共団体の各施設の役所町とでも申せましよう。大学病院が当学院の実習施設病院と認定されております。看護学院は病院より約1粁ほど離れました閑静なところ,隣に県立衛生研究所その前に小さな公園,そして学院の前に市営の硬球テニスコートが設置され,周囲は官舎と,その他民家が少しありますが,大道路からも約100米ほど離れた勉強には騒音の心配もない,環境には恵まれたところに県立高等看護学院として設置されているのです。
この学院は昭和29年に第1回生を迎えまして定員1クラス20名,第1回生は募集期が遅れ志願者も少なく,13名の学生で開院されたのであります。しかしこの学院は発足当時は寮の施設もありませんので学院の教室の一部を寮として使用し,運営上は全面的に医大附属病院に委託されております。そのため看護学院の看板は県立となつておりますものの運営面にも,その他の面においても医大の附属学院とはほとんど変りなく,学院長始め講師,専任教員もすべて大学病院の職員でありまたありました。発足当時は医科大学・学長先生でいらつしやいました後藤基幸先生,それに各講師の諸先生は教授,助教授,講師の職である先生から講義を受けているのであります。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.