FOCUS
単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術―標準化するか?
木村 泰三
1,2
Taizo KIMURA
1,2
1富士宮市立病院
2単孔式内視鏡手術研究会
pp.981-985
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105149
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はじめに
腹腔鏡下胆囊摘出術が,胆囊摘出術の標準的手技として定着してほぼ20年が経過した.腹腔鏡下胆囊摘出術の新たな試みとして,臍部の一つの創から胆囊摘出術を行う単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術が始められている.はたして,単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術は従来法(4孔式)に代わり,胆囊摘出術の標準術式となるであろうか.ここでは,その歴史を振り返り,利点と欠点を検証して,将来を考察する.
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