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特集 究極の肛門温存術式ISR―長期成績からわかる有用性と問題点
ISRからみた肛門管の局所解剖
Anatomy of the anal canal for the intersphincteric resection of rectal cancer
大木 繁男
1
,
藤井 正一
2
,
大田 貢由
3
Shigeo OHKI
1
1藤沢湘南台病院外科
2帝京大学医学部附属病院下部消化管外科
3横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター外科
pp.268-275
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104976
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【ポイント】
◆静止(安静)時に肛門管は内肛門括約筋で持続的に閉鎖され,閉鎖範囲はHerrmann線のやや頭側からHilton線のやや尾側までである.歯状線はほぼその中間にある.Herrmann線,歯状線,Hilton線は直視下にはっきりと見ることができる.
◆ISRでは肛門管のどの位置の上皮と内括約筋を切除し,温存するのはどこかを確認すれば,術後の肛門機能評価に有用である.
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