Japanese
English
特集 本当は怖い 臓器解剖変異―外科医が必ず知っておくべき知識
胃癌手術において重要な動脈の破格
Variant arterial anatomy around the stomach
山下 裕玄
1
,
瀬戸 泰之
1
Hiroharu YAMASHITA
1
1東京大学医学部附属病院胃食道外科
pp.1504-1509
発行日 2012年12月20日
Published Date 2012/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104382
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆精度の高いリンパ節郭清には血管の走行を術前に把握しておくことが重要で,動脈破格の知識も必須である.
◆Adachi分類のⅠ型4群が最も頻度の高い血管破格であるが,太い左副肝動脈の場合はほかの破格の可能性も考えたほうがよい.
◆右胃動脈の起始部は多様であり,十二指腸切離を先行すると多様性に対応でき,根部処理が容易になる.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.