増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
2.胃
術前補助化学療法後の胃癌手術
八木 浩一
1
,
山下 裕玄
1
,
瀬戸 泰之
1
Koichi YAGI
1
1東京大学医学部附属病院胃食道外科
pp.118-121
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200007
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最近の知見と重要ポイント
□胃癌手術のERASガイドラインは存在しないが,“ERAS時代”となり,術後の経口摂取は以前と比較し早くなった.
□通常の胃癌手術と術前補助化学療法後の胃癌手術で周術期ERASプロトコルに違いを設ける必要性はないと考えている.
□2011年に胃癌手術に対するERASの実践について概説されている1).その後,Yamadaら2)が胃外科領域でのERASの有用性について報告し,Dorcarattoら3)によるReviewも報告された.Jeongら4)は術翌日からの経口摂取の安全性を報告している.
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