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特集 Neoadjuvant therapyの最新の動向—がんの治療戦略はどのように変わっていくのか
がん種別:術前補助療法の臨床的意義と今後の方向性
胃癌に対するneoadjuvant chemotherapy
Neoadjuvant chemotherapy for gastric carcinoma
山下 裕玄
1
,
瀬戸 泰之
1
Hiroharu YAMASHITA
1
1東京大学医学部附属病院胃食道外科
pp.824-827
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210805
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【ポイント】
◆胃切除後の場合には化学療法の忍容性が低下するため,術前に行うほうが用量強度は維持できる.
◆高度リンパ節転移症例に対するneoadjuvant chemotherapyは生存期間を大幅に延長した.
◆腹膜再発の高危険群である大型3型,4型については第Ⅲ相試験の結果待ちであるが,少なくとも手術先行での治療成績が十分でないことからneoadjuvant chemotherapyの効果を期待したい集団である.
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