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特集 本当は怖い 臓器解剖変異―外科医が必ず知っておくべき知識
食道癌手術時に留意すべき解剖とその変異
Anatomy of main organ and vessels variation for esophagectomy
宮崎 達也
1
,
猪瀬 崇徳
1
,
田中 成岳
1
,
鈴木 茂正
1
,
原 圭吾
1
,
小澤 大悟
1
,
横堀 武彦
1
,
桑野 博行
1
Tatsuya MIYAZAKI
1
1群馬大学大学院病態総合外科
pp.1498-1503
発行日 2012年12月20日
Published Date 2012/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104380
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【ポイント】
◆大血管およびその分枝の発生異常は,術前の造影CT検査でほとんどの症例が診断可能である.
◆非反回下咽頭神経の存在を強く疑う食道後方右鎖骨下動脈症例は,右頸部郭清時に解剖学的な位置に留意する.
◆下大静脈奇静脈結合を伴う下大静脈欠損症の場合,治療操作で奇静脈を結紮すると致命的となる.
◆右の気管支動脈は比較的操作の浅い層で処理することができるため,確実に温存しやすい.
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