特集 外科医のための癌診療データ
臓器別最新データ
2.肺癌
肺癌の治療
池田 徳彦
1
Norihiko IKEDA
1
1東京医科大学外科1講座
pp.55-61
発行日 2012年10月22日
Published Date 2012/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104292
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覚えておきたいデータ
◆肺癌は病期別に治療方針が大きく異なるため,正確な病期診断が必要である.
◆Ⅰ・Ⅱ期は手術が治療の中心で,必要に応じて術後補助化学療法を行う.Ⅲ期は化学放射線療法が主体であるが,ⅢA期の一部に手術が行われることがある.
◆Ⅳ期は薬物治療の適応である.肺癌の組織型とともにEGFR遺伝子変異の有無を検索し,陽性の場合はEGFRチロシンキナーゼ阻害薬を1次治療で用いることもある.
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